どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

『梟書茶房』に行ってきました。

 シャレオツなカフェで珈琲を飲みながら読書を楽しむ……。そんな恰好に憧れて、池袋にある『梟書茶房』に行ってきました。

 かっこつけしいだという自覚はある。

 

 子供の頃、食事しながらの読書(やゲーム)は親から厳しく叱られたものです。しかし歳を重ねると、喫茶店でコーヒーを飲みつつ読書はむしろ洒落たものに思えてきます。

 コーヒーも読書もどちらも楽しみたい。そう思うのは自分だけではないと安心しました。こちらの『梟書茶房』一応ドトール系列なのですが、普通のドトールのようにおしゃべり目的の客が集まることはなく、スマホで時間を潰す客もなく、ただひたすらに読書を楽しむ人々が集う空間です。

(多少のおしゃべりはありましたが興を削ぐものではありませんでした。)

 

 私の目的はオススメメニューの『本と珈琲のセット』。このお店の経営者は二人。それぞれ「珈琲賢人」「ブックマスター」の二つ名を持つその道を極めし者です。(二つ名は公式HPより)。ブックマスター・柳下氏がテーマに合わせて選んだ本の感想を、珈琲賢人・菅野氏がコーヒーのブレンドで表現する……『梟書茶房』の代表的メニューです。

「すみません、そちら完売しておりまして……。数日後にはまた新しく始まりますので」

 なんと売り切れ。人気だということは分かっていましたが、限定期間の丁度変わり目の時期だったようです。ここに寄ったのは帰宅当日。数日後に来れる訳もありません。

 

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 仕方がないので今回は秋限定モンブランパフェとコーヒーのセットを注文。本は別で買うことにしました。

 

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 入り口横に大きな本棚が並び、そこに同じ表紙の本がずらりと並んでいます。それぞれ0001~1231の番号が振られており、好きな一冊を選んで購入できます。(別に一冊でなくとも構いません。)

 しかし表紙が見えずタイトルも分からないのにどうやって選ぶのか。決め手は本の背にある推薦文です。

 

 f:id:Equisetum:20191125165432j:plain (※公式HPより引用しています。)

 本に書かれた推薦文と★の形で書かれた評価から、ピンとくる本を"なんとなく"で選びます。この"なんとなく"というのがとても大事。自分の琴線に引っ掛かる本を手に取る感覚は本選びの醍醐味ともいえる、と私は思っています。

 また、本を読み終えた後の感想から次の本を選べるよう、2つのオススメ本を挙げています。読み終えてた先のことまで見据え読書の無間地獄へ誘う魔手……もし私が東京住みならば今頃カフェ廃人になっていたかもしれません。恐ろしや。

 

 さて、どの本を手に取ったかと言いますと。

 推薦文を読みながら吟味していた私は、一冊の"迷子の本"を見つけました。本来は500番台にあるべき本が、一冊だけ誰かの入れ間違いなのか800番台に迷い込んでいたのです。気になり手に取り推薦文を読み……私はそのままレジへと向かいました。

 本のタイトル、内容について詳しく語りはしません。こちらの『梟書茶房』、ネタバレは厳禁だと聞き及んでおりますので。ただ言えるのは、普段私が手に取ることのないジャンルであり、表紙が見えていれば決して読まなかったであろう本だったということです。しかし、これが案外面白く、つい夢中になって読み進めてしまいました。

 

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 外装も小道具も読書をする人にとって心地よい空間を作る為に工夫されています。机や椅子などの調度品ももちろんですが、注文伝票の代わりに番号付きの鍵を用いる(モンブラン写真の横にある鍵。会計時にはこの鍵を持っていく)ところも素敵です。

 

 もしまた池袋に行くことがあれば、是非とも立ち寄りたい場所です。その時にどうか『本と珈琲のセット』がありますように。