どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

【キコニア】セシャト様の魅力について

 知的な美女っていいですよね。セシャト様を崇め称え奉る騎士団を作りたい。

 頭のアレはツノなのか、ケモミミなのか。それが問題だ。

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※この記事には『キコニアのなく頃に Phase1』のネタバレが含まれます。

 プロメテウス騎士団団長閣下セシャト様万歳。

◆知的な美女セシャト様

 セシャト(Seshat)は、古代エジプトの知恵、知識、記述を司る女神であり、様々な綴りが見られる 。名前の意味は「代書する女性」で、彼女は書記および記録保管者とみなされ、記述法を発明したとされている。彼女はまた、会計学建築学天文学占星術、数学、測量を司る女神としても認識されていた。

          ――Wikipediaより引用、というかコピペ 

 知恵の女神セシャト。その名に相応しく彼女の言動には知性を感じさせるものが多くあります。その中でも特筆すべきはやはり、キコニア開始直後に語られる 『1bit理論』でしょう。一見藤治郎の語る民の極端な方向性への持論に相槌を打っていますが、その受け答えから本質を見極め、極端な発想を『1bit』と例えています。

 1bit……つまり1か0か。黒か白か。YesかNoか。二元論そのものともいえます。物事を是非だけで判断するのはそう難しくはありません。自分がどちら側につくか決めれば、それを正当化する言葉だけを考えればいいのですから。しかし、藤治郎は二元論で決めつけるのではなく、決める為の過程つまり議論そのものに意義があると語ります。

 一家言を持つというのは生きる上でとても大切ですが、自分の考えだけに囚われて相手の意見を受け入れなくなってしまえばそれはもうただの石頭です。何が正しいか、何が悪いか、考えることこそが肝要。例えば学者同士の議論というのは自分の意見を主張する為だけのものではありません。自分の組み立てた理論を否定されることは、次の思考への第一歩となります。その心構えを持つか否かで見えてくる世界は全然違ってくる、と思います。

 

◆飄々とした実力者

 第四次世界大戦直前、セシャト様は外出をなされました。ABNの空港の監視カメラは彼女の映像もそこにいた証拠さえも捉えてはいません。

 セルコンが発達した時代ではありますが、記憶の抹消という荒業は未だ不可能とされています。しかしセシャト様は裏切者がLATOの長官と取引をしようとした際、それを単騎で抑え、会議室にいた全員の記憶を抹消したと思われます。 また、LATO本国からは「全てを不問にし、至急、帰国せよ」というどう考えても圧力が掛かったとしか思えない指示があります。

 彼女はガントレットを所有しています。都雄達若者が使っているものとは全くの別物という可能性もありますが、ガントレットらしきものを片腕に装着していました。

 あまりにも容易に「不可能なこと」をやってのけるセシャト様。他の登場人物と比べても、見ている世界というか、存在する場所が少し違うようにも思えます。

 ミステリアスな感じ、いいですね。

 

◆素敵なファッションセンスとスタイル……?

 褐色の肌に焦茶色の髪は、エジプトの古代文明を連想させるセシャト様の服装によく似合います。装飾が多くカラフルでありながらくどい派手さを感じさせない絶妙なデザイン。対するズボンのシンプルさも素晴らしいセンスです。あとスタイル抜群。 

 セシャト様の全体像を見たい人はキャラクターTIPSを見ましょう。セシャト様だけではないけれど、それぞれのキャラのプロフィール、特筆能力、全体像を知ることができます。

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 ……え?

 …………アバター

 ………………まさか、そんなはずはないでしょう! このお姿はただのアバターに過ぎず、中の人はむっさい中年の可能性もある? ない、絶対に! 認めない!!

 

 ……こほん。

 まあ何が言いたいかというと、セシャト様周りの描写は『キコニアのなく頃に』の世界を考える上で非常に重要なものだとということです。下手をするとこの物語の外側の住人、人ならざるものの可能性もあります。

 ミステリアスで才色兼備な美女セシャト様。世界の裏側的な部分に関わっている描写を見る限り、後半になるにつれその魅力が増すと予想。今後に期待です。 

 

 ……あの立ち絵が単なるアバターでありませんように。

 

 

 

 補足

 セシャト様を敬愛する私ではありますが、作者に一矢報いる為泣く泣く辛い持論を語らせていただきます。

 正直なところ、

「セシャト様は誰かの人格のひとつであり、物語に直接的な介入はしない」

 と思っています。

 確かに裏切者グレイの断罪目的で堂々と姿を現しはしましたが、この辺りの描写はどうも疑問が残ります。監視カメラの映像を完全に消し去り、自分の姿を見た人間の記憶を一部抹消する……前述したとおり、この時代においても不可能に近い技術ばかりです。並外れた実力で不可能を可能にした? それよりはそもそもあの時空港にいなかった、と見る方が自然です。あるいは一見どこにいるのか分からない、人格としてしか存在していない、など……。

  セシャト様の目的はあくまで「裏切者の断罪」と「情報漏洩阻止」であり、誰かの命を奪ったり情報を与えた訳ではありません。(グレイさんは死んだかもしれませんが。)

 立ち位置としては、『キコニアのなく頃に』という物語をうまく進めるための裏方みたいなものではないかと思っています。物語の邪魔になりそうな部分があれば小石を除けるような感覚で取り除くのが仕事、といった感じでしょうか。

 セシャト様が直接都雄達の前に現れるのはいまいち想像がつきません。