どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

【キコニア 】女装は癖になるから気をつけろ

こんなタイトルですが今までの記事で一番考察っぽいことしてます。

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自分で描いてて言うのもなんだけど、これが真相だったらディスク叩き割ります。

 

※この記事には『キコニアのなく頃に Phase1』のネタバレが含まれます。

※今回鈴姫を例に出しているのはものの例えであり悪意はありません。

 

◆鈴姫のバスタオルアバター希望

 

 軍旗祭を終え疲れ切った鈴姫。しかし、各ガントレットナイトとの親睦会に招かれており、白豹隊のリーダーである自分が欠席するのは心苦しい。そんな彼女の前に現れたのはCOU将校。鈴姫は事情を話し、話の分かるCOU将校は彼女のアバターを借りて若きガントレットナイトの集う『お疲れ様大浴場』へと向かうことになった。

 この文章を読んだ人の9割が「そんなわけあるか!」と言いたくなるでしょう。しかし、『キコニアのなく頃に』で提示された情報からすると「絶対にあり得ない」と言い切れません。

 

 例えばこの場面。

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 ナイマに裸アバターを送ろうと言い出すコーシュカに対し、リリャは

「めっちゃロリロリなまな板ボディとロリ巨乳、どっちのアバターを送ってやろーかニャ~オ♪」

と乗ってきています。

お疲れ様大浴場での姿はあくまでアバターにしか過ぎません。つまりデータさえあるならば本来のナイマの体格に関わらず、どのような姿にでもなれるということです。

 髪の短いアバターがあればリリャは散髪に行かなくともショートヘアになれます。たとえ現実がロングヘアであっても。それどころかリリャとコーシュカが面白半分でアバターを入れ替えて互いに『なりすまし』することも不可能ではなさそうです。そして……この場にいない人物Xが誰かに『なりすまし』することも、不可能ではない、はずです。

 

◆現実と非現実


 お疲れ様大浴場での姿は全てアバターに過ぎません。24名(+LATO2名)が自分以外の勢力の人間と直接顔を合わせたのは本編中二回しかありません。
 まず、軍旗祭の入場式。試合そのものはヴェルディ空間(仮想空間)で行われましたが、軍旗祭の意義を考えるとここで姿を偽るとは思えません。二度目はクリスマス決戦、都雄と鈴姫の対決場面です。
 直接の出会いはそれだけですが、皆が同じ思いを抱え、同じ方向に向かっていることを疑っていません。もしかしたら本音では大浴場騎士団に不満を持っていても、"表面上"合わせているだけかもしれません。
 現実で接している上司、環境、世界に不満を持った若者たちの心の寄る辺は「同じ思いを抱えた誰か」になっているのがお疲れ様大浴場の現状です。幸いなのは軍旗祭で一度顔を合わせていることですが、アバターが同じでも第三者『なりすまし』ている可能性があります。


 それはまるで私たちの世界のインターネットのように。


 例えば私が美少女アイコンを使い始めても、美少女になるわけではありません。
 ナウい記事を書いたとしても、実は還暦過ぎているかもしれません。


 自分の中で「恋に恋する19歳美少女です☆」と設定しそれらしい記事(情報)を構築すれば、パソコンやスマホの向こう側の人間はその姿を想像するでしょう。あるいは「そういうキャラ付けなんだな」と設定を理解する人もいるでしょう。

 そんな私がタバコをふかしながら「実はキコニア大嫌いなんだよ!」と悪態をついていても誰にも分かりません。うちのおかんが面白半分で私を演じても誰にも分かりません。


 今都雄が置かれている状況はこれに似ているのではないでしょうか。誰かが自分の設定情報を積み重ねて偽りの姿を構築すれば、敵意を隠して潜り込むことができます。例え本人でなくとも。
 我々読み手には「24人の中に4人のスパイがいる」という情報があります。アバター、もとい立ち絵が信用できない以上、大浴場騎士団でスパイを演じるのは難しくなさそうです。

 

◆あり得ない性格?

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 劉鈴姫は義侠心溢れるお嬢様です。対してCOU将校は私利私欲の為に動き責任を他に押し付けるなど、とてもじゃありませんが褒められた性格ではありません。そんな二人が実は仲良しだった……なんて"絶対に"あり得ない、と言い切れるのでしょうか?


 もしかしたら、鈴姫は案外強かな性格なのかもしれません。
 もしかしたら、COU将校に尊敬できる部分があるかもしれません。


 『キコニアのなく頃に Phase1』ではお疲れ様大浴場の描写がとても多いです。しかし、前述したようにそこでの姿はアバターであり、そこでの意見が真実であるとは限りません。若者達は軒並み上官や軍に不満を持っているように書かれていますが、それとは別に個人的な付き合いがあるかもしれません。都雄の父が報道将校だという事実も言い出さなければ誰も知らずにいたように。

 Phase1の情報は非常に偏っています。若者が中心であり、それを指揮する軍上層部は無能としか思えない描写。だからこそ都雄達の行動、思想の正当性が強まります。しかしそれをどこまで信用すればいいのでしょうか。

 

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 心の寄る辺としてお疲れ様大浴場はとても大切な空間です。それ自体が悪いとは思いません。しかし、それは表面上だけ。心の底から皆が信じなければ奇跡は起きない。Phase1の都雄達は本物の楽園を作れる程に互いを知っていたでしょうか。お疲れ様大浴場は皆が同じ信念を持つことで輝く楽園です。でも、軍上層部を敵と決めつけ自分と同調する若者達だけで構成された楽園は、きっと、『仮初の楽園』に過ぎない。

 

 案外長官達は不測の理由Xを知っていて、外側から見れば悪人としか思えない言動をしているのかも。その理由を知れば人気投票上位が将校ズで埋まるくらい評価反転するかもしれません。

 いや、それはないか。