どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

【DUCその7】八城十八について語る

 記す言葉は誰かの為に。辿り着いた小説家、八城十八!

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「フフ作家先生 えらく泣き顔が様になっていらっしゃる どこで鍛えられたんですかい?」

 思い付きでやったんで雑! そのうち書き直したい。 

 

 出番こそ少ないがうみねこにおける最重要人物のひとり、八城十八。ep6で「八城十八」を名乗った女性の本名は八城幾子。二人で一人の推理小説家です。サイン会などでは影武者として男の作家が表に出てきたという話なので、それがきっと十八なのでしょう。サインを貰ったファンは「このサイン偽物じゃねえか!」と憤怒していそうですが実はちゃんと作者自身がサインしていた、ということです。

 

 ep3以降の物語は恐らく彼が考えたものです。あくまで原案担当なので、幾子がそれに肉付けした形でしょう。ep4の蔵臼VS山羊はどちらのアイデアだったのかが非常に気になります。

  十八というのは彼を拾った幾子がつけた名前。本名は『右代宮戦人』、十八は戦人の別人格といえる存在です。『うみねこのなく頃に』は十八の中の戦人が、何も語らず死んでいった真犯人の心を救う物語ともいえます。

 

 ベアトリーチェの心臓のひとつである「ベアトリーチェ=紗音=嘉音」。たとえこの真相に辿り着いても、「肉体は同じでも人格は別扱い」というルールを受け入れることができなければ、「こんなの反則だ、ミステリーじゃない!」と叫んでしまうでしょう。しかし、「別の個人として扱って欲しい」というのがベアトリーチェの願いです。ミステリーの中に願いを込めたのではなく、大切な願いをミステリーの形にした、という順番が正しいのではないでしょうか。

 『右代宮戦人』の中でふたつに分かれた『戦人』と『十八』。十八にとって戦人は自分ではありません。しかしどれだけ主張しても他者から見れば同じ人間です。そんな十八だからこそ、「ベアトリーチェ=紗音=嘉音」がただのトリックではなく、真犯人が本当に気づいて欲しい、受け入れてほしい願いだと理解することができたのだと思います。

 

 彼にとって僥倖だったのは、十八という個人を受け入れてくれる幾子がいたことでしょう。幾子もまた十八との出会いによって人生が輝きました。そんな関係って素敵ですね。