どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

【DUCその9】右代宮譲治について語る

 愛を貫く知的な魔王、右代宮譲治

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 兄貴のドヤ顔が好き。

 

 孫世代最年長の23歳、譲治の兄貴。初期の頃は富竹二世とか言われていましたね。恋人の名前が紗代=34であることも、富竹っぽさに拍車をかけていました。PC版ep2の私服には『TOMITAKE FLASH』と書かれている辺り作者も意識しているようです。

 最初から最後まで言えるのは、紗音への恋に全力だということ。ep1では早々に殺された紗音に心を痛め、ep2では身の安全より紗音に寄り添うことを選び、ep3では魔女の力を借りて紗音の魂を呼び戻す。

 特筆すべきはep4とep6。自分と紗音の愛の妨げになるのなら他を犠牲にすることも厭わない覚悟を示し、ガァプから六軒島の魔王と呼ばれました。よく考えればプロポーズ当日だし、ある意味一番恋心が燃え上がってる時期ですよね。

 

 戦人からは大人びて落ち着いた知的な男と評されていますが、当の譲治本人は非常に泥臭い生き方をしてきました。それについてはep6にて、紗音へのプロポーズ前に懺悔の気持ちを込めて語っています。具体的には、

・当時小学生である戦人と紗音の間柄に嫉妬していた。(譲治は高校生)

・それまでは自分がモテ男で、女子はみんな自分に気があると驕っていた。

・優秀な自分に対して戦人や朱志香は愚かだと見下していた。

・社交性を身に付ける方法が分からず恥ずかしい言動を繰り返していた時期がある。

 ……まあ、世間一般で言う黒歴史というやつです。

 正直言うと、私も結構黒歴史で満ち満ちた人間です。恥ずかしい。思い出したくない。消し去りたい。だからこそ自分の過去を正視して、伴侶になって欲しい相手に悪い部分を晒しだすのは非常に勇気のいることだと思っています。なにより、その負の感情を昇華して努力に変えているのは素直に尊敬します。ここで過ちに気付かなければその驕りを抱えたまま大人になっていったことでしょう。

 右代宮家の親世代には子供時代のコンプレックスを未だに抱えている人が多い傾向にあります。そんな中、譲治の年齢で自分を顧みて生き方を見直すことができるのは立派だと思います。

 まったく、譲治の兄貴は最高だぜ!

 

 そんな譲治ですが未来の世界においては、ボンクラのドラ息子として評価されています。学生時代の黒歴史はあれど、当時23歳の譲治がそこまで目立つ印象を植え付けるとは思えません。理由は恐らく絵羽を貶める為でしょう。噂が噂を呼び、悪女の息子なんだから碌な人間じゃないという決めつけが蔓延する……。

 それでも、「親しい人間の名誉の為には喧嘩さえも厭わない」漢がいたことを覚えている人が、きっといる。いや、絶対。