どどめ色の真実

ジャンルばらばらの闇鍋ブログでございます。

普通とは何か

「私はごく普通の家庭で、平凡に育ちました。」
 そう自分では思っています。しかし、普通とは一体なんなんだろう。というお話。

 以前電話で母と話していると、
「ニュースなんか見てるとね、思うのよ。自分や家族は何事もなく普通の人生を歩んでるんだなぁって。」
 という話をされました。私は思わずツッコみました。
「いや、そんなことないでしょ。お母さんもお父さんも割と色々巻き込まれてるじゃん。ニュースにはならないけど、こっちからしたら平凡じゃないよ」
 と。本人は否定していましたが、私から見れば結構波乱万丈の人生を送ってるんですよ、両親共に。

 そんな話をふと思い出したのには理由があります。実はうちの実家の近所に、高校時代の同級生が引っ越してきました。挨拶がてら話していたら、高校時代の話になって判明したそうです。とはいえ人数が多かったので面識はなく、名前を言われても私の記憶にはありませんでした。(同級生は300人くらいいました。)
 しかし、向こうはしっかり私を憶えていました。
 世間は狭いですね。いやほんと。
 要約すると、私は「印象に残る」生徒だったようです。……あれ? なんで交流のなかった他クラスの同級生が憶えてるの……? 「普通の学生」だった筈なのに……。

 そして世間を知るにつれ、私の育った環境が言うほど「普通」ではないことにも気づきました。周囲が全員顔見知りの田舎で育ったので田舎特有の人間関係や距離感が染みついており、世間とのズレに何度も戸惑いました。多分他人からは「普通じゃない、変わってる」と思われていたことでしょう。

 自分の人生を「普通」と思っている人は、案外気づいてないだけなのかもしれないと思いました。


 ……普通ってなんだろうね?